50周年記念 思い出のページ

Momoko Watanabeさん

デトロイトりんご会補習授業校に在籍期間:2003年〜2015年
りんご会補習授業校は、小学校から高等部卒業までの12年間、毎週土曜日を過ごした場所であり、思い出はたくさんあります。
シーホーム校の広い校舎をヒソヒソと探索した休み時間、段ボールを使いお化け屋敷を作った文化祭、某人気アニメの海賊団に仮装して走った運動会。
アメリカで生まれ育った自分にとって補習校は、唯一日本人コミュニティと交流ができる場所であり心の拠り所でありました。
卒業から8年が経った今でも、補習校の価値をものすごく感じています。それは、補習校は日本人としての基礎的な知識や価値観を身につける機会を与えてくれたためです。
自分が今、日本社会の一員として何不自由なく生活できることは、補習校のおかげだといつも思っています。
今まで50年間支えてくださった職員や保護者の皆様、ありがとうございます。
今後50年も続くことを心から願います。

 

元校長 井口 豪さん

デトロイトりんご会補習授業校に在籍期間:2019年〜2021年
 デトロイトりんご会補習授業校が開校50周年を迎えられますことを、心よりお祝い申し上げます。これまで補習校に関わられた児童生徒や保護者の皆様、理事・運営委員様、教職員及び事務局の皆様の多大なるご尽力、ご協力に感謝申し上げます。
私は、2019年度より2年間、シニア派遣教員として勤務させていただきました。2020年3月よりCOVID-19の感染が拡大し始め、卒業式を含めた2回の授業の中止を余儀なくされました。そして2020年度は、入学式を含め4月予定の3回を中止しましたが、5月2日の学級開きよりオンラインによる授業を開始し、年間を通して39回実施することができ、在宅であっても子どもたちの学びを保障することができました。
オンラインの授業を始めるまでには、講師の先生方や保護者の皆様には、非常にタイトなスケジュールにご理解とご協力をいただき、またIT関連の日系企業様の全面的なご支援を賜りながら、何とか始めることができました。在宅でしか勤務できない状況の中、様々な打ち合わせやミーティングも全てオンラインで行わざるを得なくなりました。当時の記録を整理すると、3月末以降1年間でのオンラインによるミーティング数は451回(事務局186回、理事運営委114回、教職員114回、その他37回)にも及びました。特に理事運営関係のミーティングは、業務後の21時開始という場合もあり、大変なご負担、ご苦労をお掛けしながらも、補習校の運営に熱心にご討議いただいたことに感謝の念が絶えません。ミーティングの内容としては、学校再開や魅力向上、収支改善等について、また教職員の方々や事務局では、より充実した授業を実施するための方法や、オンライン指導の課題とその解決策等について話し合いを重ねました。先生方も子どもたちが少人数で話し合いができる場を設けたり、学級の枠を無くし、課題別のグループを編成して追求意欲を高める工夫をしたりする学年もあり、回を重ねるごとに指導が充実していくのを感じていました。途中保護者アンケートを実施しましたが、回答の中には、「オンラインでも質の堅い授業を提供されていることに感謝しています。」という意見もあり、学習指導についてはオンラインであっても子どもたちの学習意欲を喚起しながら、十分な成果を得られる質の高さでした。
こうしてオンラインによる学習指導が充実してくると、敢えて補習校に通う意義は何かを問う声が聞こえてきました。子どもたちの中には、州境や国境を越え、また金曜に前泊してまでも補習校に通ってくる子がいましたが、なぜそこまでして通うのか、そこにどんな意味や価値があるのか。当たり前に思っていた「学校」の存在価値を、あらためて問う機会となりました。
学校には、大切な三つの「間」(時間・空間・仲間)があります。これらを子どもたちが共有することが大切であり、その中でいろんな人たちとどう関わっていけばよいかを学んだり、約束や時間を守る、場を清めるなど、基本的な社会のルールも学んだりします。取り分け補習校に通う子どもたちは、日本とは違う環境の中で様々な悩みや苦労を抱えています。補習校へ行き、同じ境遇の仲間たちと日本語で語り、遊び、触れ合うことで、確かな人間関係を築いていきます。また運動会やミニ文化祭、キャンプといった行事を五感を通して体験することや、七夕、ひなまつり、もちつきなどの日本文化を味わうことも、日本から離れて暮らす子どもたちにとってはとても大切な機会です。
このように「学校」は、学習指導のみならず、子どもたちにとっては無くてはならないたくさんの付加価値があります。開校以来50年間の歴史の中で輩出した多くの卒業生や在籍生は、世界のあらゆる場所で活躍していることでしょう。また補習校時代に築いた仲間との絆を、より太く強くしていることと思います。オンラインでの学習指導という「ニュー・ノーマル」の指導法が確立しましたが、今後も生成AIの活用など、新たな技術や仕組みが開発されることと思います。50周年という節目を迎えた今、それぞれの技術や指導法のメリットをフルに生かしながらも、「学校」がもつ三つの「間」の中で子どもたちが確かに成長し続け、「補習校へ来て良かった、次もまた来たい!」と強く思える、更に充実した教育活動を展開されることをご祈念申し上げ、お祝いの言葉に代えさせていただきます。

 

齋藤 友靖さん(教頭としてご勤務)

デトロイトりんご会補習授業校に在籍期間:2016年〜2019年
創立50周年、おめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。
在校する子供たちの健やかな成長、そして、御校を巣立った子供たちが世界中で活躍することを期待しております。
御校の益々のご発展、教職員、保護者の皆様のご健康とご多幸をお祈りしております。
御校での貴重な経験に感謝申し上げます。ありがとうごました。

 

元校長 宮本 正彦さん

デトロイトりんご会補習授業校に在籍期間:2016年〜2019年
「感謝」
現地校と補習校の両立に一生懸命に取り組む子ども達
子ども達と向き合いながら熱く、明るく、楽しい授業を実践する先生方
教務部と共に子ども達、先生方を常に支えてくれた事務部
見事な企画力・実行力で補習授業校を運営する理事会・運営委員会
雪の日の送り迎え、お弁当作り、宿題の支援 子ども達のために一生懸命に頑張った保護者の皆様
そして、その保護者が一丸となった大組織「父母会」のパワー
共同プロジェクト研究でご支援とご指導をいただいた EMU
豊かなアイデアで乳幼児と保護者が楽しく過ごす「りんご教室」
多大なるご支援でりんご会を支えていただいている「JBSD」
多くの方々との出会い、そして、ミシガンの大自然とのふれあい価値ある貴重な3年間の勤務に感謝、感謝です
デトロイトりんご会補習授業校 創立50周年 おめでとうございます!

 

Takako Itoさん(講師としてご勤務)

デトロイトりんご会補習授業校に在籍期間:2002年〜2020年
デトロイトりんご会補習授業校創立50周年、おめでとうございます。 2002年小学部の代講に始まり小学部1年と3年の担任講師を経て後、2017年〜2020年まで新任講師支援員として勤務いたしました。受け持ちの子どもたちが可愛くて、毎週の成長を見ることが嬉しくて、土曜日の授業プラン・宿題の用意などに全力投球していました。幼い頃から日本とアメリカの学校に通いながら習得していくことは、子ども自身もまた支援されている保護者の方にも相当な努力あってのことと、いつも感動していたことをよく覚えています。大人になって社会で活躍する時に「両方のことを真に理解できる貴重な存在」になっていることと信じています。デトロイト空港でおよそ10年ぶりに声をかけてくれたR君、日本の大学に進学が決まったと訪ねてくれたSさん、学業の傍らアルバイトも頑張っているK君、また長い年月が経っているにも関わらず「いとう先生」お声を掛けてくださる保護者の皆様。。。立派になっている様子を伺うことができるのは、本当に有り難くも幸せなことです。りんご会に関わらせて頂けましたことに大変感謝しています。 ますますのデトロイトりんご会補習校の繁栄をお祈り致しております。

 

福島 諒さん

デトロイトりんご会補習授業校に在籍期間:2011年〜2015年
50周年誠におめでとうございます。
2011年の冬から2015年小学校卒業までの約4年をここで過ごして来ました。
当時アメリカに行ったばかりで右も左も分からず、言語も通じない環境に突然来て生活していた中で、日本語で話し合える友達や先生方に巡り会えたことが当時は何よりも救いでした。
先生方も暖かく、生徒もみんな仲良くてとても楽しい日々だったことを今でも鮮明に覚えています。今も当時の同級生と連絡を取ったり、実際に会ったりしています。

そんな私は、現在日本の広島県で音楽大学の学生として日々勉強や楽器の演奏に励んでいます。
これからりんご会に入学される方も、また今りんご会で過ごしている方も、そしてこれからりんご会を離れる人も全ての方が幸せになれるように願っています。
素敵な思い出が沢山詰まったりんご会。
これからも歴史が続きますように、心から願っています。

 

加藤 義行さん(教頭としてご勤務)

デトロイトりんご会補習授業校に在籍期間:2019年~2022年
デトロイト補習授業校開校50周年、誠におめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。
私は、平成最後の年(2019年)の4月にシニア派遣の教頭として、井口校長とともに着任し、着任からわずか一か月後の5月には令和最初の年を迎えるという「節目」の年から三年間勤務させていただきました。
着任の翌2020年には、あと数週間で任期一年目が終わろうとしていた3月の卒業式や修了式の中止から始まり、瞬く間にCOVID-19の大波に巻き込まれ、任期二年目には、オンライン授業の導入、各種行事の中止、そしてまた三年目には、対面授業の再開、可能な行事の復活という、着任前に予想だにしなかった、実に様々な経験をして帰国することになりました。
それにつけても、あのCOVID-19の未曽有の事態の中、休校の措置を取らざるを得なかった期間を3月2回と4月一か月の短期間に留めることができたのは、先生方の取り組み、保護者の皆さまのご理解、理事・運営委員の皆さまの援助と後押し、事務局の強力なサポートという力が結集されてのことでした。4月当初、米国内の他の補習校の動向を探りながら、手探りと突貫工事的な準備期間でオンライン授業(当時は「ネット利用による学習指導」と呼称)をスタートさせたにもかかわらず、「兎にも角にも子どもたちのため」の一心から、対面授業以上に準備に大変な労力を要した経験のない授業方法に真摯に取り組んでくださった当時の先生方には、ただただ頭の下がる思いで、感謝してもし尽くすことができませんでした。
とはいえ、COVID-19の影響は全世界に及び、2019年4月には1000名を超えていた在籍園児・児童・生徒数が、四分の三の約750名ほどにまで減少した際には、財政的にも困難な状況をいかにして乗り越え、これからのデトロイト補習校をどのように魅力あるものにしていくかについて、昼夜を分かたず真剣に話し合ってくださった理事・運営の皆さまの補習校を思ってくださる強いお気持ちがなければ、この二年間を乗り越ええなかったのも事実です。
任期三年目には、井口校長が二年の任期を終え帰国され、現在の林校長が着任されました。当時もまだCOVID-19の渦中にはありましたが、3月から借用校舎が使用できるようになったのを機に幼稚園から徐々に対面授業を再開し、林校長のリーダーシップと先生方、理事・運営の皆さまのご理解とお力添えにより、運動会やミニ文化祭、書き初め会など、前年度中止された行事を復活させる取り組みを行っていきました。
任期を終え帰国する際も、まだコロナ禍にありましたので、前年度の井口校長同様、通常より早く帰国しなければならなくなりましたが、コロナ陰性証明書を発行してもらう手続きを誤ってしまい、帰国が予定より一日遅れるといったハプニングが生じ、最後の最後まで、COVID-19に振り回されましたが、おそらくこんな3年間は、後にも先にも誰もができる訳ではないと思うと、実に貴重な経験をさせていただいたと思っています。
授業日の多くの時間は、ノバイ高校で中高等部の先生方や生徒たちと共に過ごしましたので、懐かしい生徒の顔は、今でもたくさん浮かんできます。50周年を機に、世界中のあちこちで、デトロイト補習授業校同窓会が開かれたら素敵だなと思っています。
結びに、デトロイト補習授業校の次なる十年、60周年に向け、いやさらにその先の100周年に向けた新たな一歩が踏み出されますことと今後の益々の隆盛をご祈念いたします。
頑張れ!世界中のデトロイト補習授業校同窓生!!

 

Ryo Fukushimaさん

デトロイトりんご会補習授業校に在籍期間:2011年~2015年
50周年誠におめでとうございます。
2011年の冬から2015年小学校卒業までの約4年をここで過ごして来ました。
当時アメリカに行ったばかりで右も左も分からず、言語も通じない環境に突然来て生活していた中で、日本語で話し合える友達や先生方に巡り会えたことが当時は何よりも救いでした。
先生方も暖かく、生徒もみんな仲良くてとても楽しい日々だったことを今でも鮮明に覚えています。今も当時の同級生と連絡を取ったり、実際に会ったりしています。

そんな私は、現在日本の広島県で音楽大学の学生として日々勉強や楽器の演奏に励んでいます。
これからりんご会に入学される方も、また今りんご会で過ごしている方も、そしてこれからりんご会を離れる人も全ての方が幸せになれるように願っています。
素敵な思い出が沢山詰まったりんご会。
これからも歴史が続きますように、心から願っています。

 

井上 格さん(講師・事務長としてご勤務)

デトロイトりんご会補習授業校に在籍期間:1988年~2021年
デトロイト補習校創立50周年を心からお祝い申し上げます。
1988年4月9日、小学6年2組の担任として24人の児童を受け持ったのが私の勤務の初日でした。その後30年以上もデトロイト補習校でお世話になるとは全く想像していませんでしたが、歴史の5分の3にあたる期間在籍し、多くの皆様に助けていただきながら様々な経験をさせていただけたことに、心から感謝をしています。
シーホーム高校の事務室を職員室代わりに使用し、夏はクーラーの効いていない教室で汗をかきながら、また、冬は雪道を往復して勤務していたのを懐かしく思い出します。当時はまだ粗削りで塾に毛が生えた学校のように感じていましたが、児童生徒数が毎年右肩上がりで増加していくのに伴い、88年度までは1名だった文部省派遣教員が翌年から2名に、93年には3名になりました。日本ではバブルがはじける前で、車関連企業がどんどん進出し、大変活気のある時期でした。数学を習熟度別にしたり、中学の教科に理科を加えたり、高等部を増設したりと、いろいろな新しいことにチャレンジしていました。派遣の先生方が、教職員マニュアルや年間指導計画等を、交代のたびに置き土産のようにして整備してくださっていったので、授業や生徒指導にだんだんと統一性ができていきました。講師もいろいろ意見を出し合って、数学用語の日英対訳集を作成したり、漢字力促進のために中学生全員に年1回の漢字大テストを計画し実行したりしていたのが懐かしいです。
92年、デトロイト商工会がJBSDとりんご会に分離をしたのを機に、補習校は加速度的に充実していったように思います。デトロイト日本国総領事館からのご支援、分離後のJBSDとの連携も補習校発展の大きな支えでした。組織図にあるように、学校を横からがっちりと支える父母会はもちろん、学校の経営、運営を任された理事会と運営委員会の皆様には一方ならぬ苦労と努力があったと推測します。特に父母会と運営委員会の推進力は特筆に値すると思います。講師時代には見えているようで見えていませんでしたが事務長になってそれを実感しました。これまで父母会、理事運営に関わった人数は大変な数で、毎年合計で50人程度として計算すると、過去30年でなんと1500人!子どもたちのために、家事やご自分の会社の業務の時間を削って補習校に足を運び、会議に参加してくださったその時間と労力の積み重ねが今の補習校の骨組みとなり土台となっています。事務長時代で大変だったことのひとつ、バーミンハムからノバイへの校舎移転をはじめとし、毎年の運動会や入学式、卒業式の準備など、ありとあらゆる場面で、父母会、理事会、運営委員会の皆様方のボランティアはなくてはならないものでした。ノバイ移転時に見つけた数多のバインダーには、まだPCが普及する前の、電卓をたたきながら作成された学校の収支計画や様々な会議を記録した書類がたくさん保存されていました。その年その年の理事運営の皆様が、いかに子どもたちのために時間を費やしておられたか、バインダーの重みと厚みが語っているように感じました。
父母会と理事運営委員会との協働で特筆すべき活動は、夏に現地校の先生方を日本へ送り出すETJプログラムです。オープンハウスで集った現地校の先生方に募集要項を伝え希望者を募り、選考過程から事前打ち合わせ、帰国後のケアなど、日本での受け入れ団体と調整しながら綿密なスケジュールがありました。特にノバイ移転後は事務長としてこの活動に深くかかわるようになり、ノバイ学校区の先生方はもとより、日本人児童の多い近隣の学校の先生方と接する機会が増えました。日本の教育を見学して戻ってきた先生方がどれほど補習校の子どもたちの味方になってくれたことか。JBSDの資金援助のおかげによる素晴らしい活動でした。
事務長時代に最も苦心したことを一つ上げるとすれば、講師の確保です。ミシガンで頑張る子どもたちを元気づけ、引っ張っていく先生を一人でも多く見つけ、採用後は気持ちよく働いてもらえる環境を整え、できるだけ長年にわたってご勤務いただくために、たいへんな時間と労力を費やしました。ノバイ学校区と友好な関係を保てたおかげで、渉外関係も最小限の工数で済み補習校の内部業務に集中できました。
デトロイト補習校の子どもたちは、日本にいれば決して出会うことのできない、社会経験のある大勢のユニークで立派な先生方に恵まれています。これまでに本当に大勢の先生が、園児、児童生徒、運営委員さん方と同様に「卒業」して行かれました。きっと世界のどこかで今も活躍なさっていることでしょう。絶大な保護者の協力に加え、そのような先生方がいらっしゃったことが、今のように発展した一つの大きな理由と言っても過言ではないでしょう。実に、デトロイト補習校の伝統は、派遣教員、事務員を含めた教職員と、学校を良くしていこうと絶え間なくサポートし続けてくださった父母会、そして理事運営委員会の歴代のメンバーの50年に亘る努力の結晶だと確信します。他に類を見ないこの素晴らしい伝統が、今後も末永く引き継がれ、デトロイト補習校がさらに発展していくことを心から期待してやみません。

 

茂 柚奈さん

デトロイトりんご会補習授業校に在籍期間:2013年〜2017年
補習校50周年おめでとうございます。 そして、素敵な4年間をありがとうございました。 補習校にはたくさんお世話になりました。 アメリカでも日本人のお友達ができ、ありがたいことに今でも連絡を取り合うような友達もいます。本当に楽しくて青春そのものでした。 妹に隠された都道府県カードや漢字テキストも今となっては素敵な思い出です。笑 毎週土曜日が来るのが待ち遠しく楽しみで仕方ありませんでした。日本語でのびのびと喋れる環境をありがとうございました。 P.S. 先生のおにぎりシール、今でも持っています!笑

 

Hiroki Tanabeさん(講師としてご勤務)

デトロイトりんご会補習授業校に勤務期間:2013~2016年
私は、デトロイト補習校に2013~2016年まで主に小学校6年生の担任として勤務していました。
当時の私は大学の授業や他の仕事で忙しかったのですが、毎週土曜日になると子どもたちの笑顔を見ることができて、それまでの疲れが吹き飛んでいったことをよく思い出します。
あの経験が今も私が教師として働く原点になっています。
今回、寄稿する機会を与えていただき、ありがとうございました。デトロイト補習授業校50周年おめでとうございます。

 

Yoshiko Yamamotoさん(講師としてご勤務)

デトロイトりんご会補習授業校に勤務期間:1995年~2015年
50周年おめでとうございます。そのうちの何年か関わらせてもらったこと、光栄です。今後とも児童生徒の日本語教育のよりどころ、心のよりどころである補習校であるよう願っています。益々のご発展お祈りしています。

 

司波伸作さん(教頭としてご勤務)

デトロイトりんご会補習授業校に勤務期間:1998年~2001年

あれから四半世紀が経つんですね。デトロイトリンゴ会50周年おめでとうございます。1998年に赴任したときは、5年生以上高校生までは、シーホーム校、4年生以下(幼稚園も含む)はメイプル校での授業を行っていました。私は小学生以下の受け持ちだったので、土曜日の日には、シーホーム校とメイプル校を行ったり来たりをしていました。
授業日の前日には事務局(ウエストブルームフィールド)で荷物の積み込みをしました。教職員便り、学校便り、様々なプリントの数々で車のトランクが毎回一杯になりました。土曜日の朝は、現地校の各教室に学年、組を書いたプラカードを貼り付け、図書室を職員室にしていましたので、机、椅子の並び替えをして、教職員の先生方を迎え入れるのが朝一の仕事でした。ミシガンの冬の朝は大変です。遠くから自動車で通ってこられる先生が時として、道路の凍結などで、欠席という連絡を受けることがありました。「出番です!」私の出番が来ました。派遣教員は授業をしてはいけないことになっていましたので、この時は嬉しくて仕方がありませんでした。意気揚々と授業に臨んだことを覚えています。さて子どもたちの反応はいかがだったでしょうか?「授業って楽しいな」「授業あっての教師だ」なんて一人悦に入っていました。
多くの人との出会いがあり、25年も経つ今も連絡し合っている方もいます。何といっても人との出会いが一番の財産です。もう一度ミシガンの風に触れたいものです。

写真は1998年のスタッフです。

 

ホン恵子さん(講師・教頭や教育アドバイザーとしてご勤務)

デトロイトりんご会補習授業校に勤務期間:1988年~2015

4月 雪がちらつく入園・入学式
5月 事務局前に植えられた桜がほころび始める頃、緊張の授業参観
6月 幼稚園部から高等部の全員が集まり、子どもたちが待ちに待ったぶっつけ本番の運動会
7月 保護者が準備してくださる柳の枝に一人一人が願い事を吊るした七夕
9月 現地校は新学年へ進級するとき。補習校はたくさんの編入生を迎える新学期
10月 現地校先生方の来校にワクワクドキドキ、でも姿が見えないとガッカリ
11月•12月 幼稚園から小学部3年生まで保護者の皆さんの協力で実施していたお餅つき
1月 悪天候を心配して、毎週金曜日の事務局は天気と休校について協議
2月 次年度に迎える新入生や保護者対象のオリエンテーション
3月 卒園・卒業・修了式。たくさんの思い出を胸に1年の締めくくり

学級担任から事務局フルタイムとして20数年勤務していたあいだ、デトロイト補習校の春夏秋冬は、私の生活そのものでした。
日本から政府派遣で赴任された校長先生や教頭先生、多忙な事務局、「お弁当とお休み時間が大好き」と言う子どもたちの笑顔、熱意を持って教えるエネルギッシュな先生方、たくさんの方々との出会いが走馬灯のように浮かびます。幼稚園・小学部の子どもたちと過ごした土曜日は朝7時に出勤して教室の机椅子の移動に始まり、夕方はその日の出来事を先生方と報告し合い翌週の授業について研修後7時退勤。とても疲れましたが、充実感に満たされた日々の思い出は尽きません。複数回にわたる事務局や校舎の移転、幼稚園部と高等部の設置、教育相談室開設、3学期制から2学期制へ、図書室の常設、ティームティーチングの導入、小学部音楽会開始、各教室の電子黒板の活用、オープンハウスの縮小などなど、他にもさまざまな経緯や変遷をたどりましたが、補習校はいつも変わらず保護者、事務局、先生方に支えられてきました。2011年にノバイメドウズ校に移転するまで、毎週金曜日には授業日に必要な教材・教具をそろえて、全て事務局から借用校に車で運び入れていました。30年前には、小1のお母様方全員に1年生の運動会競技の一つである玉入れの玉を作っていただいたこともありました。図書は、毎週いくつもの可動式の本棚を押して運び、ウエストメイプル校カフェテリア前に図書室を開設していたことを懐かしく思い出します。事務局移転の際には何度もミーティングを重ね、理事会や運営委員会の皆さんが率先して荷造りをしてくださいました。毎週の授業日には、子どもたちは保護者の安全当番に見守られ、いろいろなアクシデントに事務の方々が即座に対応し、安心して教え、学ぶ場を提供することができました。
日本語による教科の学習だけでなく、友達との交流、文化や価値観の共有を通して子どもたちが成長する補習校。今後も日本と国際社会をリードできる人材の育成をめざし、生き生きと元気な子どもたちの声が響く学びの場として補習校がずっと続きますことを心から願っています。
デトロイトりんご会補習授業校50周年、おめでとうございます。

 

HATAさん(講師としてご勤務)

デトロイトりんご会補習授業校に勤務時期:2002年~2005年、2011年~2015年
創立50周年おめでとうございます。
1度目のミシガン滞在ではりんご教室の立ち上げに関わり、2度目のミシガン滞在では幼稚園部の先生として過ごすことができました。
こども達と元気いっぱい楽しく過ごした日々は大切な思い出です。

 

末田豊子さん(講師としてご勤務)

デトロイトりんご会補習授業校に勤務期間:1990年~2019年
あの宇宙飛行士の毛利さんを招いて、子供達が直に会い質問できたこと。運動会で下級生の前で高校生が初めてボランティアで活躍した日のこと。若い獣医さんにお願いして子供達に獣医について易しく話してもらったこと。練習時間は少なかったけれど堂々と歌声を響かせた音楽会。子供達にとって土曜日の学校での感動するできごとは、教師として30年勤めた私にとっても強く心に残る輝かしい日々となりました。デトロイトりんご会補習授業校創立50周年誠におめでとうございます。

 

元校長 村井 龍三さん

デトロイトりんご会補習授業校に勤務期間:2013年4月から2016年4月
50周年、おめでとうございます。
私は、文部科学省派遣シニア校長として、3年間(2013.4~2016.3)お世話になりました。当時を振り返りますと、運営委員会の皆様とイースタンミシガン大学の桶谷先生を中心に、在籍する継承語児への学習支援に知恵を絞った時期、また、NASCAR所属で、アメリカンストックカーレーシングドライバーとして、今も大活躍の尾形明紀氏を迎えるなど、キャリア教育を構想した時期でもあったと思います。プライベートの時間は、日本から持参したカヌーでケンジントンパークやヒューロン河で、豊かな自然を満喫しておりました。
現在は、京都で日本語学校の講師として、留学生の指導をしております。補習校の子ども達、日本に来る留学生達も皆、将来、国際社会で活躍してくれることを期待しております。

 

小永井悠馬さん

デトロイトりんご会補習授業校に在籍時期:2018年度ごろ
50周年おめでとうございます。
いつかまた、同期や先輩方と会えるのを楽しみにしています。

 

H.C.さん

デトロイトりんご会補習授業校に在籍時期:2015年の春から2018年の春
りんご会補習校で仲良くなった友達とは日本に帰った今でもまだ会う仲です!お互い住む県や町が違っても休暇に入れば必ず一度は会います!日本から遠く離れたアメリカで一緒に学んで遊んだ仲間とは他の友達とは違う絆が生まれます。そんな思い出を作ってくれたりんご会補習校、ありがとう!

 

Hosotaniさん

デトロイトりんご会補習授業校に在籍時期:2013年ごろ
社会人になった今でもみんなで楽しく創り上げたイベントが強く記憶に残っています!
これからもりんご会に関わるみんなが笑顔になれるようがんばってください!